2016年8月25日木曜日

佐々木ひとみさん原作の『ゆずの葉ゆれて』を有楽町スバル座で見てきました! 『ぼくとあいつのラストラン』(ポプラ社)は初めて出版お祝い会にも出させていただいて、あのころの私は季節風に載ったひとみさんの文章をラインマーカー引きながら読んでいて、スカイエマさんに自分が絵を描いていただくことがあるなんて思いもしなかったけど、あのソファーのシーンが目に焼き付いている思い出の本。それが映像化されるなんてすごいです。

元々のお話はひとみさんの故郷が舞台だと思うのですが、今回の映画の舞台は鹿児島県の喜入。鹿児島空港や、桜島、海に沈む夕日を含むすてきな鹿児島の風景が見られて、鹿児島弁が聞けて、季節風の風馬さんのお作品で読んだことのある「たのかんさー」も映っていて、おそらくはもうなくなっちゃった風習(うちのほうではもう農家の方もみんな葬祭場でやる)自宅でのお葬式のシーンがあって、そしてあの歌は何でしょう、薩摩伝統の祝い歌?駅伝優勝の祝勝会で歌われるのが、明治維新を思ってじーんとくるような、ぱんぱん飛びまくるトンボにああそうだよなあと。ほんとすてきな映画でした。