2018年5月22日火曜日

「となりの吉田君」松原さゆり

書名:「となりの吉田君」『ちゃぐりん2018年6月号』
著者名:松原さゆり
出版社:家の光協会
好きな場所:あたしのこと、みんな「ふしぎちゃん」ってよぶ。
 あたしと話すと、会話が続かないから。でも、あたしと吉田くんの会話、続いた。
所在ページ:p47
ひとこと:『ちゃぐりん』は、いつも思いますが、いわゆる学年誌、子どもむけ総合雑誌の減っている中、文学も科学も一度に読めて、食育にもなるいい雑誌です。
 その中の「ちゃぐりんショートストーリー」には、毎回、気鋭の児童文学作家の短編が載っています。
 今回は松原さゆりさんの「となりの吉田君」。
 ふしぎちゃんとみんなに呼ばれているあたしは、吉田君という男子と席がとなりどうしです。あたしの宿題を写したくせに、全部正解なんて大声で言う吉田くん。調子良いなと思うのですが、いいところがあって、それは……。
 語り口のすてきなお話です。